変化の時代をリードするプロフェッショナルへの道 ~BallistaにおけるITコンサルのリアルと「成長実感」 ~
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- コラム
(左:飯島篤、右:紺野正武)
Ballistaとの出会い、見出したITコンサルタントのやりがい
――はじめに、お二人のご経歴から教えてください。
紺野:新卒で生命保険のシステム開発会社に就職しました。大学は文系でしたが、システムエンジニア(SE)の会社を受け、その会社に入社したことが、IT業界に関わることになったきっかけです。6年ほどメインフレームと呼ばれる金融向けの大型コンピューターのシステム開発の仕事に携わり、その後、親会社である生命保険会社に出向して、代理店営業や、代理店向けのシステム開発の要件定義などを経験しました。
さらにその後、別の生命保険会社でIT企画を2年ほど経験してから、コンサル業界に転職しました。コンサルティングファームを数社経験した後、2024年4月にBallistaへ入社しました。
Ballistaを知ったのは、中川代表から声をかけていただいたことがきっかけです。転職を考えていた時にBallistaに誘われたのですが、その時すぐには入社せず、約1年経って再度お声がけいただいた際に、条件とタイミングがうまくはまったので参画することになりました。
飯島:私は大学卒業後、4年間陸上自衛隊で勤務していました。
勤務する中で、システムの面でも、人員的な面でも理想と現実のギャップのようなものを大きく感じ、この自衛隊を外から変えられる人になりたいと思い、転職をする決意をしました。
その後システムエンジニアリングサービス(SES)やコンサルタントの営業をメインとしている会社に転職をし、1年以上営業を担当していました。その後部署異動でコンサルタントになったのですが、当時は人材育成の体制もほぼなく、右も左もわからない中でコンサルタントになったので、自衛隊時代の同期でコンサルティング会社に勤める友人に相談をしました。その時に紹介されたことが中川代表との出会いです。
初めて会った時から、「私はこの会社で日本を変えるから、うちで一緒に働こう」といった話をされました。日本を変える、なんて言葉を本気で言える人はなかなか居ない。この人についていけば新たなチャレンジができるかもしれない、と思いBallistaへの参画を決めました。
入社してからはインフラ系企業の支援を担当しており、現在に至るまで、システム開発のプロジェクトや、業務側の要件を決めるPMOを担当しています。
クライアントの“驚き”が原動力に
――仕事をする中で、どんな時にやりがいや魅力を感じますか?
紺野:どんな仕事でも一緒だと思いますが、お客様にありがとう、と言われたときはやりがいを感じますし、さらに嬉しいのはびっくりしてもらえた時ですね。
自分の成果物に対し「こんなに早く、こんな素晴らしいアウトプットが出てくるんですか」と驚いていただけたときにすごく嬉しいなと思います。コンサルタントの働き方において、価値の出し方は色々あると思いますが、結局のところ評価基準はとてもシンプルで「速度と質と量」だと思っています。そしてそれをお客様の期待値を超えて届けられた時というのが、やはりお客様に驚いていただける瞬間だと思います。
飯島:ITコンサルタントはシステム開発をはじめ、何かものを作っていくということが基本になると思いますが、上流の部分で絵を描いて終わりではなく、実際にクライアントと一緒に汗を流しながらものを作っていくところに大きなやりがいを感じます。
その分責任も大きいですが、コンサルタントとして価値を出しながらも、実際の現場でクライントと一緒にものを作っていって、それが出来上がるのがすごくやりがいを感じられる瞬間なのではと思います。企業の経営に係る中長期的な目線も踏まえながら、クライアントのニーズに合わせたシステム導入ができることがITコンサルタントの仕事の魅力なのではないかと思います。
紺野:戦略コンサルタントと、ITコンサルタントの違いの話でいうと、飯島さんの言うようにITはものづくりに近い仕事なので、自身の働きが動くものに直結していて、それを間近に見られる面白さがあるのかなと思います。
戦略コンサルタントは、企業のビジネス戦略自体を変えていく提案をメインとすることが多いので、実は現場からは少し離れた話をすることが多いです。それに比べるとITコンサルタントは現場との距離がとても近いので、それが面白みのひとつではあるかなと。
実際に戦略コンサルタントでも実行フェーズまで伴走する場合もありますが、ITコンサルタントの方は実行の構想を作り、それを届けて完了させるまで伴走するパターンが事例として多いです。
飯島:ITコンサルタントは、コンサルタントの中でも「クライアントにより深く入り込んでいく」イメージが強いです。クライアントが本当に欲しいものを作り上げていき、その業務や組織に深く入り込んでいくようなイメージですね。
――BallistaのITコンサルタントの働き方を教えてください。
紺野:クライアントのオフィスに常駐して働く人と、自社オフィスや自宅で働く人の、大きく2つのパターンに分かれます。
ITコンサルタントがプロジェクトのマネジメント担当になると、開発のために必要なクライアントとのコミュニケーションの頻度は増えていくのが一般的です。
資料ベースで進んでいく戦略コンサルタントと、現場の声を反映させたものを作るためにコミュニケーションベースで進めるITコンサルタントでは、打ち合わせのスパンが大きく変わってきます。ですので、BallistaのITコンサルタントだとクライアント先に常駐するメンバーも少なくないですね。
――ITコンサルタントとして働く際に苦労する点があれば教えてください。
紺野:当たり前ですが、クライアントから難しい要望が来た時は苦労します。
なにが難しいかというと、技術的にはできるが、費用や労力に見合う効果が出ないと予測できるような依頼が来ると難しいです。それでもクライアントのやりたい意志が強いと、どう伝えていいのか悩むことが多いです。
伝えてもクライアントに納得していただけない場合もあるので、そういったコミュニケーションの絡まりを感じたときに苦労というか、難しさを感じます。
飯島:クライアントと、開発の実務を担当してくださるベンダーの方々との橋渡し役になることが非常に多いので、その両者の意見が対立したときに難しさを感じることがあります。
仕組み的にはできるが費用がかさむ、と言うベンダー側と、金額面は変えたくないクライアント側の接点を測るところが難しいな、と。逆にその調整が上手く行ったときはすごく達成感を感じるので、やりがいのひとつでもあるかもしれません。
一人ひとりを“見る”アサイン
――BallistaのITコンサルタントは現在どんな環境で働いていますか?
紺野:最近勢いのあるITコンサルティングファームだと、1つのセクションの中に全コンサルタントが在籍していてそこからプロジェクトにアサインされることで、業界を絞らずに仕事ができるワンプール制を導入している企業が多いです。ですが、実際そこに本人の特性や希望が反映されているかというとそれはまた別の話で、全く関係のないプロジェクトにアサインされてしまう例も多いです。
そういう意味だとBallistaは、本人の特性や成長したい方向性に合わせてプロジェクトのアサインを決められる環境にあります。
面談を通じて本人の意志を計ったり、日々のコミュニケーションや経歴を見ながらマネジメント層で判断してアサインを決めているので、マッチしないケースは少ないと思います。
一般的なコンサルティングファームよりもPMや上長と接する機会は多いですし、IT分野に限らず、Ballistaのマネジメント層は「人を育てる」意識がある人が多いと感じますね。
メンバーの成長のために厳しいことも言うこともありますが、自分のために言ってくれているのだとメンバーも理解してくれており、良い環境が構築できていると思います。
飯島:実際現場に入っていて、それはすごく感じます。BallistaではPMはもちろん、案件で直接関わっていない経営陣とも距離がとても近いと感じます。
また、環境としては、複数同時に案件に入れるのも成長のポイントだと思いますし、自己裁量の余地があり、自分次第で何でも変えられるのが成長を実感しやすいなと思います。自分の努力次第で結果も変えられるし、評価も変えられる。
また、Ballistaはこの規模感のコンサルとしてはプライム案件が多いです。直接契約の案件が非常に多く、経験やスピード感は他のファームとは違うと思います。
このくらいの規模のコンサルだと二次請けが多いですが、直接契約が多いのは経営陣や紺野さんを含めたマネージャー層の手腕が素晴らしいからです。
メンバーの能力をうまく発揮させながら支援規模を拡大させたり、展開させたりする能力が高い人が多いので、メンバー一人一人が高速度で成長できる環境です。
紺野:もちろん責任は大きいですし、期待に応えなければいけないプレッシャーは常にあります。良い緊張感の中でメンバーみんな仕事に向き合えていると思います。
自己裁量×圧倒的スピード。だからこそ感じられる「成長実感」
――飯島さんはアナリストの職位で入社され、2年半という短い期間の中でアソシエイトマネージャーまで昇進しています。短期間でそこまで昇進できた要因は何だと思いますか?
飯島:中川代表は常に「泥臭くやる」ことや「成果を出す」ことの重要性を、自分にもメンバーにも言い続けています。実際に一緒に現場でクライアントと対峙する中でも、それを体感することが多く刺激を受けていました。プレッシャーの中で、成果にこだわることを意識し続けられたのが評価に影響したのだと思います。
成長という観点では、経営陣がチームプロジェクトになるような案件に自分を置いてくれているのも要因です。チームメンバーも全員一生懸命働いてくれており、最初1人で入っていたプロジェクトも今は5人まで増えました。紺野さんにもPMとして関わっていただいています。
紺野:飯島さんのプロジェクトの現場には直接関わる立場ではないですが、今までの経験から、助言する相談役のような立場で入っています。
このフェーズにはこの対応が必要だけど、終わりましたか?といった業務的な確認から、クライアントとのコミュニケーションの取り方といったソフトな面の相談まで様々です。
飯島:昇進できた要因の話ですと、紺野さんとのミーティングを含め、上長との壁打ちのタイミングが非常に多いので、そこで自分が在りたい姿とやるべきことの擦り合わせが細かくできるのもポイントかなと思います。
――他のコンサルティングファームとBallistaの違いはなんだと思いますか?
紺野:やはり所属しているメンバー全員が、上昇志向が強いところでしょうか。
仕事に対する向き合い方が大きく違うなと思います。
飯島:会社の仕組みの話であれば、先ほども似た話題が出ましたが、まずポジションに関係なくフラットに議論できるような環境があると思います。アナリストでも経営陣と気軽に話すこともできますし、会社内の風通しは非常にいいのではないかな、と。
また、メンバー間の距離感が近いのもあって、ITコンサルタントとして入りつつも、戦略コンサルタントのマネージャーからフィードバックをもらうといった状況もあるので、それぞれのいいと
こ取りができるのではと思います。
常駐でクライアント先に入っていると、常駐先の雰囲気に飲まれてしまうこともありますが、それをBallistaのメンバーたる思考に巻き戻してくれる上長の方がいるのも良いところですね。
――BallistaのITコンサルタントが取り組む案件はどういった内容のものが多いですか?
紺野:様々なシステムを担当していますが、CRM系や、社内システム改善のような内容が多いですね。
DX施策の1つで、今まで紙で出していた請求明細や経費精算表などを、PCや携帯端末で見られるようなポータルサイトを運営する企画があり、その開発運営を任されていします。
つい先日は、珍しくスポットタイプのプロジェクトでしたが、生成AIを利用し、システム画面のデザインを作成し納品する、という案件でした。
コンサルタントの仕事としては新しいスタイルなのかなと思いますが、普通のコンサルティングファームだったら躊躇するような領域にまで手を伸ばして、クライアントに物を届けていく、価値を届けていく、ということに取り組めたのは良い経験でしたし、Ballistaだからこそできたことだなと思います。
飯島:Ballistaの強みのひとつに、提案のスピードもあると思うのですが紺野さんはどう思いますか?
紺野:確かに、クライアントに要望をいただいてからの提案がとても早いと思います。クライアントからしても欲しいものがすぐ出てくるのは嬉しいことだと思うので、それもBallistaだからこそ提供できる価値のひとつですね。
変化を恐れないという才能がキーに
――ITコンサルタントが今後AIの時代で活躍するために必要なことは何だと考えますか?
紺野:これはITコンサルタントに限らず言えることだと思いますが、変化を恐れない、というのがひとつのポイントとしてあると思います。
変化が多い時代だからこそ変化を恐れないで、そこに合わせていく。
プログラマー業界では35歳でキャリアが頭打ちになる「35歳定年説」という話があるのですが、今は常に時代が動いていますし、働く環境が変化しているのでIT業界にキャリアを固める瞬間というのはないと思って
います。
ですから、何か変化が起こった時にそれに対して対応できなくてはいけないと思います。常に新しい情報をキャッチアップして動ける柔軟性を持っていないと今の時代では生きていけないと感じています。
飯島:私も同じで、変化の激しい時代だからこそ変わり続けられる力が大事だと考えています。技術も組織も人も変わっていく中で、自分自身も変化を愉しめる柔軟性がITコンサルタントには欠かせない要素ではないでしょうか。
支え合いたくなる仲間とともに
――最後に、Ballistaで一緒に働きたい人物像を教えてください。
紺野:人間誰しも上手く行かないことはあると思いますが、その壁に直面した時に無理だと諦めるのではなく、壁に当たることや失敗を、成長の機会だと思って次へのバネに出来る人はとても好印象ですし、一緒に頑張りたいという気持ちが湧きますね。
飯島:若手に対して、という前提にはなりますが、経験より素直さや粘り強さとかある方が一緒に働きたいなと思います。
以前副社長が全社員の集まる会で「早く行きたければ1人でいけ 遠くまで行きたければみんなでいけ」というアフリカの諺を伝えてくださったのですが、Ballistaの仕事はまさに、1人で完結する仕事というのがほぼないと思っています。
特に若手のメンバーですと1人で完結することはほぼないので、チームでお互い支え合えるような、支えあいたくなるような、そんな関係性を構築できるような人と一緒に働きたいなと思います。