Ballista

インタビュー(飯島 篤)

iijima

コンサルタント

飯島 篤

1994年生まれ、東京都出身。国防を志し、防衛大学校⇒幹部自衛官(陸上)の道を進んだが、防衛分野だけでなく広く社会に求められる能力を身に付けていきたいと思い、ブティック系コンサルファームへ転職。フリーランスを中心とした人材活用サービスの営業として約1年、部署異動の後、ITコンサルタントとして大手小売企業のシステム刷新プロジェクトのPMOを経て現職。コンサルタントとして業務に従事しながら、人材育成や組織設計を担当している。強い責任感と体力の限界においても任務を完全に達成する不撓不屈の気力が強み。

個人が尊重され、
プロフェッショナルとしての誇りを持ち、
成長も社会貢献もできる環境がここにはある。

中川代表と話して1週間後に転職を決意

Ballistaにジョインする前はどんな仕事をされてきたのでしょうか?

陸上自衛隊で、小銃小隊長、SES(上級幹部職)の人材営業、客先常駐での基幹システム刷新プロジェクトのPMO (Project Management Office)などの経験を積みました。それぞれの仕事で特に重視してきたことは、誰かの役に立つために自分の強みを最大限に発揮しようということでした。

身体は丈夫なほうでしたし、自衛隊で精神も強化していただいたことから、さまざまな業務をするなかで、多少の無理にも耐えることはできましたし、負けず嫌いな性格もあり、それなりの成果を上げることはできていました。

しかし、「誰かの役に立ちたい」という目標を持って仕事をしていましたが、それがあまり明確ではないため、その目標に対して自分自身の強みが何なのか、キャリアプランをどのように組み立てていくかなど考えていませんでした。つまり与えられた役割や役職のなかだけの努力しかしていませんでした。

その結果、ふと自分の業務を振り返ったときに、「この仕事に何の意味があるのだろうか」とか、「何となく仕事が合っていない気がする」というような思いを常に感じながら過ごしてきました。

そのなかでBallistaにジョインすることを決めた理由は何だったのでしょうか?

やはり、中川代表との出会いが大きいですね。「日本の社会を変えていく」という大きな目標を真剣に達成しようとされている中川代表の姿を見て、いままで目先の小さな目標しか追ってきていなかった私は衝撃を受けました。

ピラミット型の組織ではなく、DAO(分散型自立組織)的組織をつくっていくことで、ボトムアップで組織を活性化しつつ、社会課題を解決していこうという中川代表の考え方に触れ、いままでの仕事で何となくやりがいを感じてこられなかった自分のモヤモヤが晴れた気持ちになりました。

誰かの下について受動的なスキルアップをするのではなく、各個人が思い描いた成長を遂げていくなかで、そのスキルを社会貢献に活かすことができる。自立したスキルを持った人たちが、志を同じくする人とともに成長していくことができる。そんな環境がBallistaにはあると強く感じました。この機会を逃してはならない、挑戦をしてみたいと考え、中川代表と話した1週間後には、Ballistaへの転職を決意しました。

単なる社員ではなく、個人として尊重される組織

Ballistaのどのあたりが「新しい働き方」だと感じましたか?

BallistaではDAO的組織での社会課題解決を担うことを掲げています。1人1人の能力を集結しながら、大きな社会課題(主として大企業への支援)の解決をはかっていく。誰かに依存するのではなく、各々がプロフェッショナルとしての誇りを持ち、成長と社会貢献を「高速で回転」させることができる環境であると思っています。

また、貢献した分は個人に還元される仕組みも考えられているため、従来の組織より、モチベーションを高く維持することもできると思いますし、責任感と緊張感をもって課題解決に取り組むことができるのではないかとも感じています。

社員1人1人のマインドセットをポジティブなものにすることによって、提供できる課題解決の品質も、より良いものとすることができ、それがまた個々のパフォーマンスにも影響すると考えています。

Ballista の職場環境でこれは素晴らしいと思われるものがあれば?

娘の誕生をきっかけに家族との時間を大事にしたいと、中川代表に相談したところ、時短勤務を含めたいくつかの案を提示していただきました。

私自身コンサルタントとしても働き始めたばかりで、貢献できるスキルもほぼ皆無な状況で、このような提案は他の企業では極めて稀だと思います。しかし、単なる社員としてではなく、1人の人間としてその家族に至るまで考えていただける会社やその体制に感動して、必ずや成果を上げられるよう業務に邁進しようと心に誓っています。

時間や場所に縛られることなく能力が発揮できる環境や、各個人を尊重しながらチームとして課題解決をしていける体制がBallistaにはあると思っています。

プロフェッショナルを目指すことを支援する体制

飯島さんにとって「プロフェッショナル」とは何でしょうか?

私にとってのプロフェッショナルとは、業務の意義と自分が果たすべき役割を理解して、その業務が社会的にどんなことを成し得るかを考える、自らが課題解決のための適任者になろうと努力し続ける人間だと思っています。

「それなり」ではなく「価値を提供できる」スキルを持ち、さらに磨き続けることが、プロフェッショナルとしての責任であり役割だと考えています。

どんな「プロフェッショナル」を目指したいと考えていますか?

どんな職場にも何となく状況を理解してそれらしい意見を述べる人や、専門家を装って発言をする人は多いと思います。私自身も過去に「それなり人間」を演じてしまったこともありました。

しかし「それなり人間」が生み出すことができるのは、出口のない議論や過去何度も繰り返してきた施策の焼き直し案くらいで、抜本的な課題解決をすることはできません。

通常、組織に属すると、自分自身の意思に関係なく上司からの指示によって技術や知識を修得する場合が多いのですが、それではプロフェッショナルになることはなかなか難しいと思っていました。

しかしBallistaには、個人がプロフェッショナルを目指すことを支援する体制がありますし、その機会を掴むチャンスもたくさんあります。

例えば、私は自衛隊での経験を活かして地方自治体でのリスクマネジメントをしていきたいと考えていますが、そのためのキャリアアドバイスなど、アサインメントもBallistaとして応援してくれています。

そうしたプロフェッショナルが集まり、チームとして行動するとき、各々が少しずつ分野や範囲をカバーし合い、抜けも漏れもなくその目的を達成することができる。それがBallistaの目指す「プロフェッショナルギルド」だと思いますし、その一翼を担うことができることへの幸せや使命感を感じています。

とにかくやってみる、それがプロフェッショナルへの道

プロフェッショナルになるために心がけていることはありますか?

幕末から明治維新の英雄である西郷隆盛は、「物事をなすには上手下手があり、物によってはよくできる人、あまりできない人もある。そのことに動揺する人もあろうが、天の道を実践するという点では上手下手もなく、できないという人もないものなのだ」という言葉を残しています。

この言葉から学んだのは、物事の上手下手でやるかやらないかを迷ってしまう、物事をなすことが損か得かを考えてなかなか行動に移せない、でもそれではスキルもつかなければ状況を変化させることもできない、ということでした。

私は、自分の信じる道であれば、たとえ進むのが遅くとも前へ進んでいこうと心がけています。とにかくやってみる、わからないことは1つ1つ解決していく、これがプロフェッショナルへの道だと思いますし、技術的な修得だけでなく精神的な成長も得ることができるとも思っています。

これからBallistaでどのようにプロフェッショナルとして挑戦していこうと考えていますか?

私は、挑戦し続けることによって、他のプロフェッショナルの人たちのスキルや意思を継承し、自分なりに吸収し、社会課題の解決に活かすことで現代そして未来のより良い社会づくりに役立てると信じています。

また、Ballistaの初期メンバーとして、同じ志を持つ人材の採用や人間関係の構築に貢献できればと思っています。また提供できるプロフェッショナルギルドのキャパシティを増やしていくことで、課題解決の規模感が大きくなっていきますし、そのなかで私自身もマネジメント能力を身につけ、プロフェッショナルとしてさらに磨きをかけられるものと考えています。